前回「静と動の対比」という観点でコメントした栗山 千明さんですが、digi KISHINさんも「極端なものの対比」の中で彼女をとらえていて面白かった。
「掃き溜めに鶴」とでも言うべき、ゴミの散乱する場所での撮影。目を背けたくなるような汚さと、目を奪われる美しさの同居。
「お人形さん」のコンセプトは、生物と無生物の対比であり、彼女が生きながらガラスのショーケースに入ることによって人形という「モノ」になりきってしまう。彼女の目線は通常は強いのだが、このときは逆に「目の中の光が消えてしまう」のだ。
資生堂のCM出演など、「いまが旬」、というか、これから楽しみな女優さんである。
digi kishin dvd 栗山 千明