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Quitab Live 「Into the Sky」

Quitab Live 「Into the Sky」
 今回のyasukoさんはけがによりライブの開催自体危ぶまれていた。しかし藤野さんの「できることをやろう」という言葉に勇気づけられ、楽器演奏の部分で人の助けを借りる等して、なんとか開催にこぎ着けることが出来た。そのような状況での「ユー・レイズ・ミー・アップ」は、あなたのおかげでここまでこれた、という感謝の気持ちが歌と共鳴して、人にそのまま想いをつたえることができた、奇跡的な体験であった。
 音楽は音によって出来ていて、その音はリズム、メロディー、ハーモニーの三つの要素に分かれていて、そしてそれぞれはまた細かく細分化されていくわけだが、その細かいところにとらわれている音楽家があまりに多い。しかし、その細分化された先をつきつめ、究めていっても、そこにはなにもないのである。音楽の目的は人と人の感情の共有にあるのであって、音はその手段に過ぎない。ハーモニーがテンション使っているとか、リズムがどこかの民族のものだとか、それらも大事だけれども、それだけにとどまり、そこに共有すべき人間の感情が存在しないのなら、それは音楽にはならない。
 また感情を共有したいと思うような人間同士の信頼関係がなければ、感情の共有は起こらない。楽器を弾く技術がいかに上手かろうが、人として人との関係を築くことが出来ないような性格では、観衆もポジティブに受け入れることができず、そこに音楽は存在できないのだ。人が好きでないのに、伝えたい感情がないのに、音楽をやろうとしても、それは空しいものにしかならない。
 私の音楽との向き合い方は、小さい時から、ついこの間まで、「音」とかその「構成要素」とかに重点を置いてきたわけだが、それがそのついこの間の体験により「感情の共有」というところに180度考えを変えさせられることとなったのが実態である。yasukoさんのライブはその感情の共有度合いに置いて、きわめて高いレベルを実現していたと思う。今後の活躍が楽しみである。
# by k_nakae | 2007-06-01 22:43


"SEED CAKES" Yoshiko Kawakita

SEED CAKES
約二十年前D-DAYのファーストなどに録音された曲の再録音。その二十年の時は、ひとしく皆が経てきた年月ではあるわけだが、彼女にとっては、なぜか声に年齢は感じさせず、逆に声に色気を加える結果となっている。あのころは無機質だった歌声に、感情の潤いとでも言うものが付け加わっている。かわいくて、セクシーです。もう、どうしてくれようか。
# by k_nakae | 2007-05-28 00:58 | 音楽


「大江戸ロケット」第八話 恋も殺しもやるってさ

「平仄」とりあえずGoogleトップなのでリンクしてみました。
いまどき漢文なんて授業は流行らないのだろうな。でも私の高校時代の思い出に残る授業の一つだった。平仄はそのトピックのひとつ。日本では一般的な、漢詩を読み下し文で読むことは無理のある鑑賞法だなあと感じたものだ。音律上厳格に決められた規則の上に漢詩が成り立っているので、その順序を変えてしまう返り点はリズムを破壊しかねない。
銀次郎はソラがそらのけものである秘密を知り、ソラは銀次郎が黒衣衆の一員である秘密を知っている。「でもソラは、もう一つ銀次郎の秘密を知ってるよ。それは、銀次郎はでべそだってこと!」(ト、走って逃げる)

蒼碧白闇 「大江戸ロケット」8話 恋も殺しもやるってさ
# by k_nakae | 2007-05-26 00:02


大江戸ロケット 第三話

「あーおもしろかった。ブログに感想かこうっと」
大塩(この当時は鹽かな)平八郎の乱について、これまで伏線だったのがしっかりと説明されました。結局は失敗におわった乱であり、敗者の歴史(なんど変換しても歯医者の歴史になっちまう。昔は麻酔なしで歯を抜いていたって?)にすぎない。したがって歴史としては取り上げられることの少ないものである。お上が黙殺しても、民衆が語り継ぐということもあるだろうが、たとえば忠臣蔵のような劇作品に昇華したと言う話も寡聞にして聞かない、封印された歴史のように感じる。ではなぜ私がこの話を知ったかと言うと、「漫画日本の歴史」では一章使って描かれていたからです。高邁(まい)な思想によるクーデター、その完膚なきまでの失敗という、ドラマチックな話だと思うのですが、知る人ぞ知るマイナーな事件に甘んじているような気がします。
「てんほー」「てんてん」については、緊急指令10-4・10-10のあしあとをご参照下さい。わしゃ知らんかった。
たこの感想文: 大江戸ロケット・第3話
Kazu'Sの戯言Blog(新館) 大江戸ロケット 3話レビュー
# by k_nakae | 2007-04-19 23:41


大江戸ロケット

アニメ大江戸ロケットが面白い。
時代背景を江戸に置いており、現代からすると遠い昔のようだが、100万人の人口を擁する都市が存在したことを考えれば、都市生活者として共感できるところはある。水野忠邦の天保の改革では奢侈禁止の令により、歌舞伎役者が江戸払いになったりした、と聞いたことがある。このアニメに出てくるのは花火師、からくり師などだが、なるほどと思わせる設定。高度に発展した都市には細分化した特殊な職業が存在するものなので、それをぜいたくと切り捨てようとしてもなかなかできることではない。
また1話にでてきた「こづかっぱら」という地名、2話に出てきた「大塩」といった、江戸時代のキーワードがそれとなくでてくるところも、渋くていい。
とはいえ、話の大筋はSFになるのかな。江戸時代と言う設定はアクセントにすぎない。
すっかり「エウレカ」とか呼ばれているヒロイン「ソラ」の、和服を着ているのにくびれたウエストはあり得ないよなあと思う私でした。
たこの感想文: 大江戸ロケット・第2話
Kazu'Sの戯言Blog(新館) 大江戸ロケット 2話レビュー
時代伝奇夢中道 主水血笑録: 「大江戸ロケット」 第一話「大江戸に咲く紅い花火」
大江戸ロケット 2発目 男は待っていた - 極上生徒街-Capriccio- - 楽天ブログ(Blog)
# by k_nakae | 2007-04-12 22:11

    

音楽、映画、スポーツなど、演じるものと観客の共感をテーマにコメント。
by k_nakae
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