高円寺円盤 5/6 「D-DAY/CROSSED FINGERS発売記念 秘蔵映像上映会」
見た目は見なれないひげのおじさんがうしろでおしゃべりをしていて、でもその話し方にはたしかに聞き覚えが……ゲストの桜井マリオさん。その隣で話し相手だったのは、ゲストとして紹介されてはじめて気付いたが、のざわ”まる”くにこさん。こちらは見た目、するどい眼光も含め、昔とかわらないお姿でした。
秘蔵映像としては主に明治大学プロデュース研究会主催の中野公会堂でのライブ映像と、某コレクターのオーディエンス撮影ものの1988年10月30日LAMAMAでのライブ映像を中心に、ゲストのコメントを交えつつ進行。
まともにメモを取っていないので印象に残った話。おもにマリオさんが質問に答えていた。
・D-DAYの美子ちゃんの視点はあるときは子供目線、あるときは大人の視点と、振れ幅がおおきい。その振れ幅、レンジの広さがD-DAYであったろうし、(1988年のように)ゲストミュージシャンを呼ぶと、かれらがそれについていけていないのが分かる。
・NHKのテレビ番組「インディーズの襲来」を受けて動員が増えた、ということはまったくない。というか、当時は対バンが主流で、自分のバンドの動員と言うのはよく分からなかった。
・D-DAY的なものを(マリオさんの仕事である音楽業界の)仕事に持ち込むということはなかった。ただ26歳であの雰囲気の美子ちゃんをそのまま今の、例えば「ゆうこりん」とかと並べてみたらどうだろうか、とは考える。特異なキャラですよねえ。
1988年のライブ映像はカメラ一台、しかも観客席からと言うことで観客の頭を避けて撮らなければならないと言う制約はあるものの、結果として被写体はひたすら美子さんの顔のアップ。イントロだろうとギターソロだろうと美子さんの顔だけを追い続けるカメラに、撮影者の想いを見た気がした。やっぱり、自分の好きなものしかうまく撮れませんよねえ。
The Blog of Drian Grey:5/6 D-DAY/CROSSED FINGERS発売記念 秘蔵映像上映会 @ 高円寺円盤
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